アミューズメント施設の進化!

お久し振りの小論報です!今回は我々パチンコ業界が近年総称して呼ばれている『アミューズメント施設』について書いてみようと思います。

今となってはパチンコ店が『アミューズメント施設』と呼ばれる事に対してさほどの抵抗は無くなりましたが、ほんの数年前は世間的にはアミューズメント施設といえばゲームセンターと認識されていたと記憶しております。私も学生時代は毎日といっていいほどゲームセンター通いをしておりましたが、社会人となった今は全くといっていいほど足を運ぶ事がなくなっておりました。ところが先日、年が明け私が契約店舗への挨拶回りに翻弄されていた時に次のアポイントまで 1 時間ほど時間が余ってしまうことがありました。その店舗は郊外店であり、周りにはコンビニ以外はゲームセンターしか無いこともあり久しぶりにゲームセンターへと足を運んでみたのであります。すると、ゲームセンターの構造が数年前とのかなり変貌しており、大変驚かされました。

私が遊んでいた頃のゲームセンターはビデオゲームが大半を占めていたのですが、現在はビデオゲームがほんの数台しか設置されていないのです。その代わりにゲームセンターのメダルを使ったパチンコ・スロットや大きなモニターを要した通信ゲームが施設の大半を占めているのであります。

ご存知の方も多いとは思いますが、現在ゲームセンターにあるパチンコ・スロットは「北斗の拳」「新海物語」を始めとして最新機種が取り揃えられており大勢のお客さんが遊技を楽しんでいるのです。さすがにパチンコの新基準機まではその店にはありませんでしたが、ほんの 2 〜 3 ヶ月前のパチンコ店とほぼ同じラインナップは「そのままパチンコ店として営業できてしまうのでは?」と思わせるほどでありました。しかしそれ以上に私が驚かされたのは通信ゲーム機の多さでありました。競馬ゲーム・麻雀ゲームを始め、最新機種ではゴルフゲームまであるのです。確かに麻雀などはコンピューターと相手をするよりも人間と遊んだほうが数倍面白いものであります。一人で雀荘に行き麻雀をする事に抵抗感を持っている方は多いと思われますが、ゲームセンターならば一人で気軽にしかも人間(通信対戦)と遊ぶ事が出来るのです。さらに驚かされた事がもう一つありました。それはゲームセンターで遊んでいる人が高校生などの未成年ではなく、 20 〜 30 代のサラリーマンがほとんどなのであります。中には 40 代と思われるような方もおり、ゲームセンターといえど幅広い遊技人口を獲得しているのだなぁと痛感させられました。これはビデオゲームとコインゲームのみ頼っていたゲームセンターが歳をとるにつれて離れていくユーザーを捕まえる為に努力した結果ではないかと思います。

遊技人口が年々減少している今こそ我々パチンコ業界も同じ娯楽を提供する『アミューズメント施設』として、通信で遊ぶ事の出来るパチンコやスロット等を作る試みをするなどゲームセンター以上にユーザーを楽しませる試みをしていく事が重要なのではないのでしょうか?まぁ、現在は『みなし機』や『 3 店方式の換金問題』で揺れており、昔から警察の圧力が強い業界ですからそう簡単には進まないと思いますが・・・

 



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