小論報設立の背景

夏真っ盛りの横浜で熱く議論を交わす数名の男達。議論の中心は『ホームページリニューアルに関するコンテンツ内容』であった。何故こんなにも議論が白熱しているかといえば、以前のホームページに対しての契約店や周囲からの意見を総括すると「コラムと業界情報の差異が無いのではないか?」という意見が大多数を占めていたからである。社員からは「コラムと業界情報は残したほうが良いのではないか?しかし両コンテンツの境界線があまりにも無さ過ぎる。しかも前回のコラム(夏の風物詩:8/16掲載)は内容をとってもあまりにひどすぎる!あれはコラムとは呼べないだろ!」といった声まで上がっている。

こいつは困った・・・。なぜなら『コラム』と『業界情報』は自分が発案し、ほとんどの文章を作成してきたからである。自分としては『コラム』をワークスホームページの中で皆さんから親しみやすいページにしたかっただけなのに・・・。確かに、振り返れば夏過ぎからのコラムには自分自身でも「これはどうかな?」と感じていた。しかし、社内外を通じてこれほどまでにフラストレーションが溜まっており、内容面で「コンテンツを消滅させよう」とまで批判を浴びるとは正直思ってもいなかった。だからといって「それじゃぁ、全員の意見を取り入れてコラムと業界情報をきちんと差別して文章を作るよ!」と言えるほど自分の文章力に自信は持てない。かといって、自分はホームページに親近感を与えているコラムコーナーがこのままホームページ上から消えていくのを指をくわえてみていられる程大人ではないし・・・。「早く答えを出さなければ」と焦れば焦るほど、答えは出てこない。社員は自分の口から消すか残すかどうするかの回答を今か今かと待ち構えている。「やっぱり文章力を向上させて差別化を図るしかないかな」なんて考えている時に社員の1人が突然こんな事を言い出した。「業界情報って内容そんなにあります?元々コラムは業界内で起きた事例に対して自分自身の意見を取り入れて作成する文章ですよね?今は業界情報にも自分自身の意見を取り入れているからコラムとの差異がなくなっているんじゃないですか?そしたら『業界情報』はあくまで既成事実を報告するコーナーにして、『コラム』で自分自身の意見を取り入れた文章を発表すればいいんじゃないですか?問題になってる『夏の風物詩』みたいな内容は別途コンテンツを作成してそこに全部集めておけばいいんじゃないですか?」

そう!まさにその通り!私が言いたかったのはそういう事なんです(「〜みたいな」っていう表現は少々気になるが・・・)そんなこんなのやり取りで、今後の『業界情報』は既成事実のみ、『コラム』は既成事実に対する意見を取り入れた文章、そして今まで問題視されていたくだけた感じの文章は『小論報』として新たに誕生したのでありました。

といった背景から誕生したのが『小論報』です。これからはこの業界を中心とした話題というよりもワークス(私自身の活動)に焦点を当てた内容となる予定でありますので暖かい目で見守っていただきたいと思っています。ちなみに小論報(ショウロンポウ)は呼んで字のごとく会社が横浜にあるので、中華料理のショウロンポウをもじって名付けただけなのであしからず・・・。



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